去る11月末、2012年ベストドレッサー賞が発表されました。
芸能部門に剛力彩芽さん、インターナショナル部門にきゃりーぱみゅぱみゅさんなど旬の人が選出される中、特別賞に曻地三郎(しょうち さぶろう)さんが選ばれました。御年106歳!お名前はご存じなくても、お顔はどこかで見たことがあるという方も多いかと思います。
ベストドレッサー賞受賞時の曻地三郎氏 フェイスブックページより |
なんとこの曻地三郎さん、今年の7月から8月にかけて公共交通機関のみで世界一周を果たし、ギネス世界記録™に「公共交通機関で世界 一周をした最高齢者」として認定されています。しかも目的は講演、2005年から数えること8回目というから更に驚きです。2014年までに10回を果たしたいというバイタリティに驚かされます。
NHKでも特集されていました。
NHKオンライン ニュースウォッチ9
http://www.nhk.or.jp/nw9/marugoto/2012/09/0917.html
どれも身にしみる言葉ばかりですが、私が個人的に一番グッときたのがこの言葉。
「オシャレをしなく なった日から老いが始まる」
mfu.or.jp/ベストドレッサー賞/
私はこの言葉に、心の底から大いに共感しました。私の周りを見渡しても、いつまでもオシャレな人はやはり若いです。
ファッション、モードとは流行のこと。それは若さを必要とするもの。現に、流行に一番敏感なのは若者だし、それは常に(少なくとも表面的には)若者が作り出します。オシャレでいたいならば、それがどんなにくだらないと思えるものでも、流行と言われているものに一度は乗ってみる必要があるでしょう。そこから必要な物を手元に残し、不要なものを捨てていきます。それを何度も繰り返します。そうすることによって、経験を積み、物事を見極める力を身に付け、自分自身がより洗練されていくからです。そういった気概が若さの素とでも言えるべきものなのではないでしょうか。また、そうすることに必要とするエネルギーも若さを生み出すでしょう。その若さを持って、また流行に参加するのです。それを繰り返せば、いつまでも若くいられるでしょう。それから、少なからず自分をよく見せたいという気持ちも、若く見せることに一役買うと思います。
ファッションとは新しいものです。それまであったものを時にリスペクトし、時に否定し、あるいは完全に無視して生まれる新しいもの。それに触れたり、それを取り入れるということは、少なからずエネルギーと少々の勇気が必要です。年を取れば取るほど、それはより多く必要になっていきます。しかし、そういったことを乗り越えることが出来る人達が、曻地三郎さんのようにオシャレでいることが出来る人達なのではないでしょうか。30代のいま、だんだんといわゆる若者たちのファッションを取り入れることが容易でなくなったり、にわかには肯定しづらくなって来る年代です。しかし、それを拒否してばかりいては、老いは始まるのだと思います。まずは触れてみて、そこから自分の答えを出すことをしなければ、流行の否定=ファッションの否定となってしまうのですから。
ファッションをより楽しむためにも、いろいろな流行に触れ、若々しさを保っていけるよう心がけたいものです。そのためにも曻地三郎さんの言葉。この先の人生を送るに当たり常に心の片隅に置いておきたい言葉ですね。
ちなみに、あのおじさんとキャラクターカブってない?と思った皆さん、ご安心ください。
そして30代メンズにうれしいお知らせ。
色を好むことも大切なようです。
画像は曻地三郎氏のブログより
昇地三郎・105歳・習慣健康法・Dr.Saburo・健康長寿
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