2012年10月29日月曜日

個人輸入はカンタン!関税の支払い額は?実践編


以前、個人輸入における関税と消費税の算出方法をご紹介しました。

ちなみに今読み返したら結構重要なことを書き落としていました…
ご紹介したのは簡易税率と言って、1万円以上10万円以下の商品に適用されるものです。
つまり、1万円未満の商品は免税されます。
また、10万円を超える商品はもっと細かく税率が定められています。が、衣類はざっくり10%前後ですし、そもそも10万円以上の買い物を海外から通販で買える人はおそらくあまり気にしないでしょう。


ここでは、関税と消費税の算出方法が果たして正しいのか。私の買い物を元に検証してみたいと思います。

その前に、関税と消費税の計算をもう一度おさらいしておきましょう。

関税

 【靴やバッグ等の革製品およびレザージャケット等の一部に革が含まれる製品】
①(商品価格)×0.18=関税 または 4,300円 どちらか高い方

【綿などの製品】
②(商品価格)×0.06=関税


消費税

【靴やバッグ等の革製品およびレザージャケット等の一部に革が含まれる製品】
①×0.05


【綿などの製品】

②×0.05


簡単です。
という訳で、先日farfetch.comの送料無料キャンペーンを利用して、こちらを購入しました。
サイレントのオーバーサイズジャケットです。相変わらずのサイレント押し。
こちらの購入価格(本体価格)が349.34ユーロでした。レートが1ユーロ=102.286円 でしたので、35,741円。日本のセレクトショップやZOZOTOWNでも取り扱いがあったこの商品、この価格だけならばかなりお得な買い物と言えますが、どっこい関税、消費税、手数料を支払わなければいけません。果たして総額いくらになったのでしょうか。


まず簡易税率を求めます。こちらは綿100%の製品なので、綿などの製品の簡易税率が適用されました。実は革がワンポイントで使用されていますが、
この程度ならば一部に革が含まれる製品とはならないようです。また、ショップの商品詳細にも綿100%と表記されていました。

関税を計算します。
35,741×0.06=2,144.46円。


次に、消費税を計算します。
(35,741+2,144)×0.05=1,894.25円。


小数点以下を切り捨てた合計が4,038円。これに配送会社であるDHLの納税代行手数料が735円。
つまり商品受取りの際、およそ4,773円を支払ったはずです。このくらいなら、海外からの個人輸入は相当お得だと言えます。



実際にはどうだったのでしょうか。以下実際に支払った額の明細です。

輸入関税が1,900円。おお、計算よりちょっと安い。
消費税が1,100円。ん?これは相当安い。計算してみると、商品代金×0.6(卸価格)×0.05に近いです。詳細は不明ですが。
合計が3,735円。
総額で言えば、39,476円の買い物だったわけです。


結論としては、以前紹介した算出方法で計算した額を手元に用意しておけば、まず間違いないかと。
あくまでご参考までに。そして個人輸入はやはりお得です。


ちなみに革製品はオススメしません。私が身を持って証明しました…これ以上は聞かないで…
革製品は、関税が既に含まれた価格で販売しているショップでの購入をオススメします。


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