2012年6月13日水曜日

個人輸入は簡単! 関税の算出方法


当ブログでよくオススメしたり、セール情報をお伝えするのは海外のオンラインショップがほとんどです。

でも個人輸入をやったことのない方にとって、それは高い壁に感じるのではないでしょうか。そして、その中でも特に不安になるのが、関税ではないかと思います。
ここでは、関税の目安の算出方法をお教えします。 簡単です。


【靴やバッグ等の革製品およびレザージャケット等の一部に革が含まれる製品】
(商品価格)×0.18=関税 または 4,300円 どちらか高い方

【綿などの製品】
(商品価格)×0.06=関税



簡単ですね。一般的に買い物する機会が多いものを例に挙げました。
一応、どうして上記の式になるのか説明すると、

  • 関税は商品価格の6割(卸価格とみなす)に掛けられる
  • 革製品の関税率は3割、その他は1割
  • なので、革製品は商品価格に0.6と0.3を掛け、その他は0.6と0.1を掛ければ良い。
というわけです。
革製品はおよそ26,500円以下だと一律4,300円となります。例えそれが500円の革靴でも。


それから、うっかり忘れがちですが消費税も払わなければいけません。消費税は、その国で消費されるものにかけられるので、海外から商品を購入する際にはかかりません。輸入した商品は日本で消費されるとみなされるので、日本の消費税5%がかけられるわけです。この消費税は、商品全体に掛かるので、商品価格に関税額を足した額に海外のオンラインショップから購入する場合、その国の消費税はどうなってんだって話ですが、商品価格にもともと含まれていなかったり、会計の際に差し引かれたりします。現地の消費税と日本の消費税を二重で支払うといったことはありません。


関税と消費税を商品価格に含めて一緒に支払うことが出来る、LUISAVIAROMAのような便利なショップも稀にありますが、farfetch.comなどのように商品価格のみのショップは、荷物受け取りの際に、配達員に関税と消費税を支払うのが一般的です。振込票による支払方法もあるらしいですが、私は見たことがありません。


というわけで、実際には関税分だけではなく消費税分も用意して置かなければならないことになります。以下にまとめます。

【靴やバッグ等の革製品およびレザージャケット等の一部に革が含まれる製品】
{①(商品価格)×1.18 または (商品価格)+4,300}+{①}×0.05

=関税+消費税(配達員に支払う額)

【綿などの製品】
{②(商品価格)×0.06}+{②}×0.05
=関税+消費税(配達員に支払う額)


【補足】ウール製品はおよそ15%、毛皮はおよそ20%
綿などの製の計算式中の1.06をそれぞれ1.09、1.12に置き換えてください。

これらの額に商品価格と送料を足した額が支払総額となります。
以上の式を覚えておけば、お買い物に役立つのではないでしょうか。
海外のショップから購入する場合は為替レートの変動の影響があります。もちろん、円高のときに買えば、税金まで安くなります。

ただし、このページで説明している計算式はあくまで目安です。関税は実に細かく分類されているので、製品により数%の違いがあります。
そのことをご理解いただいた上で、関税がわからなくてドキドキしたり、予想以上の関税額を支払うことになってがっかりしなくて済むようにお使いください。
革靴の関税は高い


1 コメント:

  1. 補足です。

    関税と消費税は、DHLなどの運送会社が立替払いをしてくれます。
    そのため、立替納税手数料が発生し、配送の際の支払額は

    関税+消費税+立替納税手数料

    となります。

    立替納税手数料は、DHLの場合納税額が500円を超えると一律735円です。ご注意ください。

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