2014年2月1日土曜日

パリ 2014-15 A/W メンズコレクション その4


いよいよパリコレもクライマックス。4日目はエルメス、ディオール オムといったメゾンが登場しましたが、ここはあえて現在勢いのあるケンゾーとアミをご紹介します。

KENZO(ケンゾー)

勢いナンバーワン、ケンゾーの14-15秋冬コレクション。

ウンベルト・リオンとキャロル・リムが生み出すコレクションは毎回アクが強いというか、濃厚な豚骨ラーメンのようです。要は好き嫌いがハッキリ分かれる。

今シーズンももちろんケンゾーらしさ全開。テーマはDIYとかインダストリアルとかいったもののようです。よく見るとそれっぽいモチーフが散りばめられています。スタイリングとしては、セットアップの上に何かを重ね着する今シーズンのトレンドがどことなくワークマンぽかったり、足元を安全靴のようなワークブーツだったり。
カラーパレットはオイルっぽいブラウン系から鮮やかなネオンカラー、そして工場の夕暮れを思わせる穏やかなパープルとブルー。

ともすると悪趣味になりそうですがどこかしら上品にまとめあげてしまうのがケンゾーの実力でしょう。今シーズンも汗とオイルのニオイがしそう…と思ったらイイニオイした!みたいな。よくわからないでしょうが、私は好きです。ケンゾー。
(画像はFashionsnap.comより)

KENZO 14-15A/Wメンズコレクション 全ルック → http://www.fashionsnap.com/collection/kenzo/mens/2014-15aw/(Fashionsnap.com)


ami alexandre mattiussi(アミ アレクサンドル・マテュッシ)

個人的に今一番のお気に入りブランド、アミの14-15秋冬コレクション。

毎シーズン演出方法が面白く、普段のリアルな生活の一部を切り取ったかのような舞台で展開されるアミのコレクションですが、今回は街灯立ち並ぶ冬の夜の街角というあまりにも一般的で普遍的。だからこそ、登場するルックはどれもリアルです。
まるでマフラーのようなネックのニットとドット柄が印象的です。おそらくアレクサンドル・マテュッシのお気に入りカラーの赤の使い方も巧いです。パンツもスキニーからワイドタックパンツまで。

今シーズンもしっかりとトレンドを抑えつつ、リアルクローズに徹したコレクションを見せてくれたアミ。使えるアイテム満載、今後もますます期待です。動画も面白いので、以下のリンクより是非ご覧になってみてください。
(画像はamiオフィシャルサイトより)

ami alexandre mattiussi 14-15A/Wメンズコレクション 全ルック → http://amiparis.fr/(amiオフィシャルサイト)



私の中で今最もアツい2ブランドが登場したパリコレ4日目でした。


パリ 2014-15 A/W メンズコレクション その1
パリ 2014-15 A/W メンズコレクション その2
パリ 2014-15 A/W メンズコレクション その3
パリ 2014-15 A/W メンズコレクション その5


2 コメント:

  1. ランバンとドリス・ヴァン・ノッテンのも読みたいです。

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    1. コメントありがとうございます!

      ドリス・ヴァン・ノッテンはパリコレ2日目に登場していたんですが、私の気力が続かなかったため省略してしまいました…申し訳ありません。次回は、きっと。気力が続けば。

      ランバンは最終日に登場しています。パリコレその5でご紹介していますので、よろしければご覧になってみてください。

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