ものすごく寒いこの冬ですが、あと1ヶ月半くらいガマンすれば春。なんとかコートを買わずに乗り切ることが出来ました。この冬こそ絶対買うと決めてたはずなのに。次の冬こそ絶対に買おう。今のうちからコート選びを始めます。そう、13-14A/Wコレクションを見てね。
2013年1月14、15日に行われたミラノコレクション3日目、最終4日目です。
GUCCI(グッチ)
ダブル仕立てのテーラード、ピーコートやダッフル、ローゲージニットもグッチ流で再提案。それは母となるフリーダ・ジャンニーニの母性の発現か、ベビー調の優しいカラーリングや、首元のスカーフ使い、多くコレクションが力の入ったラインの中で驚くほど丸いジャケットの肩ラインなど。また、ミリタリー調(と言っても中世騎士のような)レザージャケットがヒットの予感。スモーキングは、これぞグッチというセクシーさ。トム・フォード時代っぽい香りがしますが、フリーダ・ジャンニーニの方がよりタフです。
(画像はNOWFASHIONより)
UMIT BENAN(ウミット・ベナン)
モデルは全員目出し帽を被り、路地裏を思わせるセットが組まれたランウェイを歩いた後スプレーで壁に落書きして走り去ったそうです。ストリートグラフィティですかね。シルエットは全体的にボーダーを思わせるリラックス感。スリーピースのセットアップも、ベストがジップアップであったり深いタックのパンツと小技が効いています。
素材使いが面白く、異素材を組み合わせたジャケットやお馴染みキルティングスウェットなどが気になります。ボリューム感たっぷりのレザージャケットや上下ニットも面白いです。目出し帽を被ると犯罪者っぽくなるというだけで、実はそれぞれのアイテムはストリートに馴染むリアル・クローズになっていると思います。そういう意味でこういった演出になったのでしょうか。
ショウの最後に登場したモデル(最後の写真)が目出し帽を脱ぐと、ウミット・ベナンが登場。またお前か。これがやりたかっただけだろ、絶対。
(画像はNOWFASHIONより)
DSquared2(ディースクエアード)
すべて黒人のモデルたちにハットを被らせムード満点。ジャズクラブに通う様々な人々を、アイビースタイルや、もはや海兵そのままのミリタリールック、ブリティッシュトラッドで表現。ブランドアイコンのデニム使いは言うまでもなく、トレンドを抑えたチェスターフィールド、Vゾーンの作りも参考になるスタイリングです。このブランドはスタイリングがいつも良いですね。
また、ボトムスが今回のミラノでは異質です。ジーンズのみならず、ほぼすべてのパンツがゆったりリラックス&ローライズ。七~八分丈で、ブーツ+ソックスとバランスよく合わせて足元も魅せる。エレガントなトップスとのコーディネートが絶妙です。メガネもダンディズムをプラスする効果を生んでいます。
ここ数シーズンに於ける同ブランドのコレクションの中で、出色だと思います。何よりわかりやすく、カッコいいです。ショウも楽しいので、是非動画でご覧ください。最後の演出だけは意味不明ですが。
(動画はDSquared2公式チャンネル、画像はapparel-webより)
以上、ミラノコレクションより個人的に気になるブランド、楽しんだショウをお届けしました。なんとなくトレンドが掴めたぞ。
ミラノ 2013-14 A/W メンズコレクション その1
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パリ 2013-14 A/W メンズコレクション その1
パリ 2013-14 A/W メンズコレクション その2
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パリ 2013-14 A/W メンズコレクション その4
パリ 2013-14 A/W メンズコレクション その5
生演奏かと思ったらよくみたら人形か。でもかっこよすぎることは変わりない。
返信削除コメントありがとうございます。
削除本当に何度見てもかっこいいです。
毎日繰り返し観ています。