ミラノに引き続き2013年1月16日から始まった13-14A/Wパリコレクションの気になるブランド、ショウの感想を。まずは初日に行われたものの中から。
CARVEN(カルヴェン)
「北アルプスを登るように、高層ビルで働く男性」というテーマで展開されたCARVEN(カルヴェン)のメタファーに満ちたコレクション。
舞台はオフィスなので、フォーマルなセットアップがベースですが、アウトドアの要素をミックスさせています。仕事という高い山に挑む男らしいタフネスを、七分丈のボトムスや襟元に差し色をあしらったアウター、コクーンシルエットのチェスターコートなどカルヴェン得意のかわいらしさでハードになり過ぎず、柔らかい印象に仕上げています。実にモダンな男性の理想像を描き出してるのではないでしょうか。
ようやく火がつきだしたカルヴェンのメンズウェアですが、決定的なヒットを生み出しそうです。これは売れるでしょう。女子人気も高まりそうです。30代でも、このブランドを着こなせればモテますよ。きっと。
(画像はNOWFASHIONより)
RAF SIMONS(ラフ・シモンズ)
ああ、なんだろう、これ…プラダに通ずるものを感じる、前衛的なコレクション。襟とか袖丈とかカフスとか、どう表現して良いものかわかりませんが、エレガントです。全体的なシルエットも面白いです。新しい価値の提供、とでも言うのでしょうか。それとも、ファッションの再構築?とにかく、センセーショナルなコレクションです。間違いなく、プラダと共にトレンドの先を行っています。必見。
突き抜けてるな、ラフ・シモンズ。Vゾーンのあれは、突っ込んだら負けなんだろうな。
(画像はFashionsnap.comより)
ちなみに前半に登場したモデルが履いていたシューズは、アディダスとのコラボスニーカーです。すでに7月の発売が予定されています。詳しくは下記リンクを御覧ください。
http://www.fashionsnap.com/news/2013-01-19/adidas-raf-shoes/
(画像はNOWFASHION、Fashionsnap.comより)
初日にして、パリコレの話題をすべてさらた感のあるラフ・シモンズです。2日目以降も順次。
パリ 2013-14 A/W メンズコレクション その2
パリ 2013-14 A/W メンズコレクション その3
パリ 2013-14 A/W メンズコレクション その4
パリ 2013-14 A/W メンズコレクション その5
ミラノ 2013-14 A/W メンズコレクション その1
ミラノ 2013-14 A/W メンズコレクション その2
ミラノ 2013-14 A/W メンズコレクション その3
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