JIL SANDER
ファッションに少しばかりでも興味がある方なら、一度は耳にしたことがある名前ではないでしょうか。ジル・サンダー。そうです、2011秋冬で惜しまれつつ終了した、ユニクロ「+J」のデザインを手がけていた女史です。
ジル・サンダーは自身の名をブランド名とし、73年のレディースラインからスタートしています。
メンズラインを手がけたのは、その後長い年月を経た97年秋冬。
当ブログ管理人108pが本格的にファッション大好きになったのがちょうどこの頃で、そのメンズデビューコレクションを見た時に衝撃を受けました。
ジル・サンダーの手がける服、とにかくシルエットが美しいのです。それまで見たことがないような、カッチリとしたミニマルな服の中にもゆったりとした雰囲気を漂わせていた、特に、するりと落ちたようなショルダーラインが魅力的で、余裕のある大人の服といったカッコよさがありました。
その頃から現在に至るまで、とにかく憧れの服です。品質は最高だし、価格も高いし。簡単には手が出せる服ではありません。
ジル・サンダー本人は、メンズ開始からあっという間の2000秋冬コレクションを最後に、ジル・サンダーは自身のブランドから去ってしまいます。その後は一度復帰して2004春夏を手がけたものの、再び辞任。なにやってんだって感じです。
なんて思っていたところに、+Jが発表されました。ここ最近、ファストファッションブランドと一流デザイナーがコラボレートするのが流行ではありますが、それでも十分な衝撃でした。
ジル・サンダー |
そしてここでも、彼女の得意とする格調高く美しい服作りを垣間見ることが出来ました。ユニクロとジル・サンダー、両者の新たな一面を見せてくれた気がします。
その間、ブランドとしてのジル・サンダーは、デザイナーを務めるラフ・シモンズの手腕により、その地位を更に高めました。
そんなこんなでジル・サンダーの手がけた服がいつでもお手頃に手に入ると思っていたら、大甘でした。2009年にスタートした+Jも2011年で終了。
2013春夏からラフ・シモンズの後任として、ジル・サンダー女史がジル・サンダーに復帰です。忙しい人だなあ。
ラフ・シモンズのもとで大きな成功を収めたジル・サンダーに復帰した創業デザイナー、ジル・サンダーに今後も大きな注目が集まることでしょう。また、すぐに辞めなければいいんですけどね。
復帰後初のコレクションとなった2013S/Sより
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