先日ご紹介したパリ・メンズコレクションに続き、ミラノ・メンズコレクションから。
日程的にはミラノコレクションの方が先だったんですが。
目にも鮮やかなメタリックカラーのボトムスに、楽しい柄のシャツ。クラシックなテーラードジャケットとミックスされ、知的な旅人のような印象を受けます。メタリックカラー、柄、ビタミンカラーがキーワードとなって、華やかでパワフルなコレクションに仕上がっています。
まさに地中海の夏!といったルック。リゾート気分を盛りたてる鮮やかなカラーリングと、スリムなシルエットで、男の色気と洗練されたエレガンスを感じさせるコレクション。また、プリントも要注目。ホースビットが60周年ということで、ホースビットローファーが多数登場しています。
メタリックカラーのレザージャケットにベースボールシャツのような裾ラインのシャツ、バスケットボールウェアのようなショーツ、厚底ソールの靴。インパクトのあるアイテムたちをスポーティーにまとめあげたルックです。コレクションは全体で見ると、スポーツというキーワードから幅を見せています。スポーツはニール・バレットの得意とするところ。注目のワントーンも。
カッコいい…思わずため息が出そうな、昔のマフィアを思わせるようなルック。他にもボーダーのスーツや、靴、バッグなどにも注目。柄物やカラフルなアイテムがアクセントとなり、レトロで男のロマンが溢れる、リゾート感に満ちたコレクションです。
レザーのキャスケットとチェーンなど、ハードなアクセサリと、ワイルドだぜぇなデニムベストが男らしさを怪しく彩るルック。白と黒が多用され、スキのない印象を受けるコレクションとなっています。ドレスシャツにカッコいいものが多いですね。
ジル・サンダー復帰後初のコレクション。不思議だがしかし絶妙なバランスのルックです。ボリュームの使い方が巧みで、計算され尽くしたシルエットが美しいコレクションとなっています。構築的でミニマルな美しい服作りは健在のようです。色や柄も面白いですね。色はむしろラフ・シモンズの仕事の名残を感じさせてくれます。
異国の旅人を思わせるようなルック。柄の使い方はやはり、抜群に巧いですね。サファリやオリエンタルを思わせるリゾート感満点なコレクション。アースカラーに明るい色が効いてます。ちなみにランウェイの模様は砂で描かれているそうです。
究極のミニマルルック。プリントも今回は影を潜め、原色使いも美しいです。機能性を求めた末に無機質となったかのようなコレクションは、スポーツのようでもあり、どこか宗教的な感じさえします。
レトロな雰囲気を匂わす色、柄、アイテム。懐かしいような新しいような、パワフルな地中海の田舎町を思わせるルック。モデルはすべて素人というランウェイでは、リアル・クローズに満ち、これまでのドルチェ&ガッバーナのイメージを一新させるような素晴らしいコレクションとなっています。来年はドルチェ&ガッバーナの人気が再燃しそうです。必見。
まとめ
柄と色が鮮やかなコレクションが多く、そのパワーでハッピーな気分になります。景気が悪い時ほど、こういうコレクションが多くなる傾向があるとは言いますが。パリ・コレクションと同様、柄と色。それに加え、スポーツというキーワードも加わりそうです。
ドルチェ&ガッバーナは要注目ですね。
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