2013年1月22日火曜日

パリ 2013-14 A/W メンズコレクション その4


パリコレ4日は、私が個人的に注目しているダミール・ドーマが登場。ミハラヤスヒロもなんだかすごいことになってます。



Dior Homme(ディオール オム)


現在のメンズファッションにおけるトレンドの旗手、Dior Homme(ディオール オム)の13-14A/Wコレクション。

これでもかと言うくらいにミニマルでストイックなルックばっかり。ボディコンシャス、つまりはボディコンなシルエットとジップ使い、ベルトマーク、体に浮かび上がる謎のマーク、切り替え使い、ちょいとミリタリー要素もプラスされなんとも未来的なイメージ。チューブの中を走る車輪のない自動車から降り立ったかのようです。

あくまで”洗練されたユニフォーム”というテーマを継続させた、クリス・ヴァン・アッシュらしいコレクションはとてもシックです。

しかし、ここ最近のクリス・ヴァン・アッシュによるディオールは刺激が少ないと言うか退屈と言うか。最初からじゃん、という方もいますが。どれも悪くはないんだけど…。でも、翌シーズンそのまた次のシーズンにはディオールの打ち出したスタイルがトレンドになってたりするから、よくわからん。ファッションこわい。

(画像はFashionsnap.comより)



ミハラヤスヒロ (MIHARAYASUHIRO)


テーマは「チンピラ」というミハラヤスヒロ。チ、チンピラ…

スカジャンを思わせるジャケットがファーストルック。その後登場するどのルックもガラが悪い。うん、チンピラだね。アウトレイジだね。
決してマフィアになっていなくて、あくまでチンピラなところは面白いです。

鷲、龍、髑髏、蛇といったいかにもチンピラが好みそう(失礼)なモチーフも満載。 ファーストルックのスカジャン風以外にも、刺青を思わせるポジションに刺繍されたジャケットやヘビ柄ジャケットなども。総ヘビ柄のルックはすごい威圧感です。しかもこのヘビ柄生地、西陣織を使用しているそうです。ミハラヤスヒロらしい繊細なディテールが感じ取れます。

13-14A/Wは、くれぐれも上から下までミハラヤスヒロで揃えないように。

(画像はapparel-webより)



Damir Doma(ダミール・ドーマ)


このブログで幾度と無く推してきた、言わば推しメン(推してるメンズブランド)、DAMIR DOMA(ダミール・ドーマ)。推しメンなので写真が多い。今後も推して参ります。

今シーズンはスキーをテーマに、ウィンタースポーツテイストをミックスしたコレクションとなりました。象徴的なのがヘアバンド。他にもスキー帽やシャカシャカブルゾン。マイキータとのコラボサングラスもスポーツテイスト。でも決してスキーに行くようなスタイルではないのがダミール・ドーマ。スキーというものを分解してアイディアを取り出し、自らのスタイルに沿って組み込んでいます。

東欧っぽいテイストも健在。波模様の柄はエキゾチックでありながら、スキーの滑走跡を思わせます。カラーはダミール・ドーマらしい優しいグレー、エッジの利いた黒と白のみならず、カーキ、バーガンディ、ネイビー、淡いチェックと幅が広がっています。最近のダミール・ドーマはカラーの展開に貪欲です。肩だけが極端に丸いボックスシルエットも面白いです。

12-13A/Wシーズンはファーや織生地を贅沢に使用したためとんでもない価格になっていましたが、13-14A/Wシーズンはそこそこ手が出る価格になりそう、かな?そうだといいな。

(画像はapparel-webより)



次はいよいよパリコレ最終日。サンローランが登場しました。


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